ゼロ・ヒガシダ展
ZERO HIGASHIDA Exhibition
2017年9月11日9月23日(日休)
11時30分〜19時30分(最終日16時)
今展覧会では2018年4月に世界遺産 宮島弥山大聖堂にて開催される平清盛生誕九百年記念展にて発表予定のゼロ・ヒガシダ作品「平清盛」を中心とした作品の数々を発表致します。また同時期に開催される第81回新制作展(於 国立新美術館)では同じく発表予定の作品名「空海」を展示致します。
2018年4月4日から11月30日まで、広島 宮島弥山大聖堂にて平清盛生誕九百年記念ゼロ・ヒガシダ氏の個展が開催されます。宮島は二人の歴史的人物が深く関わる日本を代表する世界遺産であり、その一人が今回、生誕九百年を迎える平清盛です。平清盛は宮島を深く信仰し、今日の荘厳華麗な海上社殿を仁安3年(1168年)頃に、造営したほか、京の文化や大阪四天王寺の舞楽を伝え、数々の美術工芸品や平家納経を奉納したことで有名です。またもう一人は真言宗の開祖である弘法大師空海です。空海は宮島の主峰であり太古から山岳信仰の対象とされてきた霊峰弥山を、大同元年(806年)によって開基したと伝えられています。
この二人の歴史的人物は違う時代に生きていたにも関わらず、落雷で焼失した大塔を再建した清盛が落慶供養で高野山を訪れた際、大塔の近くの桜のもとに(のちにこの桜は「対面桜」と呼ばれる)弘法大師が現れ、清盛の功績を讃えたという言い伝えがあります。
ゼロ・ヒガシダ氏は「INOCHI」シリーズなど、生命や人類、そして生きるということをテーマに国内外で作品を発表しておりますが、この度、この二人の歴史的人物を「世界平和護摩祈祷」とその式典に合わせ制作いたします。
三度目となる弊画廊での個展では、来年四月に宮島で発表予定の作品「平清盛」を中心とした作品の数々を発表いたします。また同時期に開催される第81回新制作展(於 国立新美術館)では同じく発表予定の作品名「空海」を展示いたします。皆様におかれましては、是非来年度発表前に、両作品をご高覧いただきたく、皆様の起こしを心よりお待ちしております。
いりや画廊学芸員 園浦眞佐子
ゼロ・ヒガシダ
1984 日本大学芸術学部美術科 卒業
1986 東京藝術大学大学院修了、渡米
1988 New York Studio School 入学
1989-1990
Sooner or Later Edward Albee's Eye」ヒルウッド美術館、NY
1991 フィリップ・スティーブ・ギャラリー、NY(個展)
1994 コロス・ギャラリー、NY (個展)
2005 ロバート・スティール・ギャラリー、NY (個展 )
2006 グランド フォー スカラプチャー' NJ
2008 KAJIMA彫刻コンクール 金賞
2013 新制作協会 協会賞
2014 個展 広島県立美術館, 地下1階 県民ギャラリー
個展 いりや画廊
2015 個展 ギャラリーせいほう
個展 いりや画廊
2016 個展 八千代の丘美術館 広島