アキタマイ 個展
『或る国の物語』
2018年8月1日(水)から8月11日(土)
11時30分〜19時30分(最終日16時)
日曜日 17時まで
レセプション 8月4日 17時
描く事、作る事は私が私として生きる為に必要な行為です。
自分の中の色々なものを見失った時、しっかり立つ為に必要な行為なのです。
今回は、その”しっかりと立つ為”に始めた『いちにちいちまい』という、その名のままに1日1枚何かしら線を引くという日々の課題から生まれた『或る国の物語』という絵より紡いだお話の世界の一部を立体と平面におこした作品を展示いたします。
タイトルのStoryとは、展示の軸となっている本の物語の事でもあり、今までの、そしてこれからの自分自身の道のりの事でもあります。
年齢を重ねる度に、生きている事そのこと自体に対する捉え方がシンプルになっていると感じる瞬間が増え、自分にとっての”ものをつくる”という事に対してもまた同様に感じるようになりました。
現時点でのそんな私の様に、前回の『作品を装置と捉えた展示の観方』をテーマとした頭を使い考える展示とは逆の、”ただ流れる日々”という風に、生きている事を現象と見た様な、”ただ、それである”というだけの作品を、日常の身の回りの物事を見る様なそんなシンプルな展示にしたいと思います。
わたしの中の”生きる”という日々のことを題材にした物語(Story)を、わたしの日々の中にある、生きている事を感じられる瞬間をくれる”ものをつくる事(life work)”で形取ったアキタワールドをお楽しみいただければ幸いです。
アキタマイ
アキタマイ
1979年東京都台東区生まれ
2004年多摩美術大学美術学部工芸学科卒業
主に個展や、デザイナー土肥五百莉とのアートユニットmiet a(ミエタ)による二人展等で 『どんな気持ちの時に観ても、その人なりの感じ方ができる隙間のある作品』にすることをいつも心に、立体からイラストまで自由な表現で制作活動を続けるとともに、バンドのCDジャケットやグッズのアートワーク、寺院の納骨棚扉絵、ロゴマーク等のイラスト・デザインの仕事をフリーランスで手掛けている。