若手支援プロジェクト vol.9
edge
かねこさとこ 菊地綾子 シバミノル
瀬川怜 新妻篤 吉田結美
企画: 荒木美由
2019 年 1 月 9 日 - 1 月 19 日(日曜休み)
11 時 30 分から 19 時 30 分 (最終日 16 時)
レセプション 1 月 12 日 17 時
いりや画廊若手支援プロジェクトは 9 回目を迎えます。今展ではコードなど身近な素材を編む かねこさとこ、布を支持体に心象化して行く現実の光景や自然を描く菊地綾子、軽やか に心象風景を描き出すシバミノル、柔らかなコンクリートと硬い鉄を組み合わせた立体を制作 する瀬川怜、石で人体や日用品を彫る新妻篤、そして人や物事のかかわりを、素材との対話の中で模索していく吉田結美、六名の作品を発表致します。展覧会を通して、毎回様々な問題提起をする彫刻家 荒木美由による 8 回目の企画です。 “端”や“研ぐ”が一般的ですが、“瀬戸際”“少しずつ進む”“ジワジワと進む”という意味でも 使われる今展覧会のテーマ“edge”。作家にとってこだわりを追求する為の試行錯誤は制作時間の 重要な一片でありながら、その一片が作品にうまく反映されないことが多々あります。心に残る作品、感動する作品、そして作家が満足する作品にまで到達するまで試行錯誤の”edge”は、 その意味のごとく“研ぎ澄まされる”だけではなく、同時にもう一方の“edge”(瀬戸際・少しずつ進む・ジワジワと進む)を経て完成にたどり着きます。それぞれの作家の”edge”は見る側の想像 をはるかに超えた試行錯誤の結果としてのたどり着いた表現方法です。それは、私たちが生きていく上で大変必要な行為であり、それを感じていただくことで、皆様の今年の良き一年の始まりにとの思いを込めて企画いたしました。 皆様のお越しを心よりお待ちしております。
荒木美由
1月 18 日 19:30~
劇作家 岸井大輔氏によるインタビュートーク (¥1,000 ワンドリンク/おつまみ付き)
web : kishiidaisuke.com