宮島義清 彫刻展
2024月9月2日(月)〜14日(土)
11時30分〜19時00分[日曜休廊]
土曜17時30分|最終日16時
宮島義清は1997年から毎夏を北海道道東の標津郡に長期間滞在することで様々な木彫作品を制作しています。
この北海道道東の厳しい大自然の中で遭遇する様々な生命力に宮島は感銘を受け、この大地のイメージを舞台とした“森の多様性と再生のエネルギー”をテーマに作品を発表してきました。
コロナ渦である2020年、宮島は故郷である長野山中の竹藪とかした荒れ果てた土地を整地することから始まりました。今個展では、この地に台風で倒れていた2本のハリエンジュの木を使い、過酷な森や大自然の中で再生、増殖しようとする生物エネルギーを表現したタイトル「殖」を中心とした展示を致します。
また、今個展と同時期開催として長野で野外展示も行います。ハリエンジュの枝(今回の展示作品に使用する同木の上部)を使ったインスタレーション、また過去に発表した木彫作品を使い、竹藪だった現在の制作場所の一画を野外展示場として公開しております。もし機会がございましたらこちらへもお越しいただければ幸いです。
いりや画廊 園浦眞佐子
野外展示
◯場所:長野県上田市真田町信綱寺前古城公園より徒歩5分
(信綱寺黒門駐車場より徒歩20分)
◯期間:2024年9月2日~9月15日
◯企画:ミミール企画(sachio_mimir@hotmail.com)
宮島 義清
東京藝術大学彫刻科卒業、同大学院美術教育専攻終了
日本芸術メダル協会会員
1997~ 北海道知床標津町古多糠の小学校跡地にて(~2010)、同町支援の下、
現地での制作活動を開始。以後毎年、道東の標津郡にて、木彫制作、
野外展示などの活動を展開。
2005~ 中標津町俣落の佐伯農場内ギャラリー倉庫での制作・展示も始める。
同農場・倉庫ギャラリーにおいて巨大な牧草ロールを使用した作品
「連続する世界」が常設展示。
2017 茨城県水戸市の造園業者フクイガーデンより資材提供のもと、
敷地内で制作開始。(2019年終了)
2020 長野県上田市真田町での制作も開始
<主な個展>
1992 コバヤシ画廊/東京(94,95,99)
1997 ギャラリー52・東京飯田橋(02)
2001 イズミヤ・アートスペース/千葉
2004・2016 ミミール・アートスペース/長野
2004 ギャラリーGAN/東京
2005 ポルトリブレ/東京・
2006 ギャラリー倉庫/北海道(07,16)
2010 東一条ギャラリー/北海道
2010・2015・2020オモンマテント/茨城
2015・2017・2019 いりや画廊/東京
2020・東京ガーデンテラス紀尾井町/東京
<パブリックコレクション・常設展示など>
1998 「女」(ブロンズ) 北海道標津町
2003 「抉り出された形No.5」(木彫) 北海道標津町
2006 「ニケ No.1」(木彫) 北海道標津町
2009 「連続する世界」(牧草ロール、木) ギャラリー倉庫・常設展示/北海道
2013 「大地を歩く人」(鉄) 北根室ランチウェイ開通記念/北海道
2016 「MOAN」(木・ガラスなど) 北海道中標津
2017 「始まりの世界」(御影石・枕木など) 北海道中標津
2018 「風のトルソー」(ニレ材) 北海道中標津
2019 「森 塊」(カシ) 東新工業株式会社/長野松本
2022 「ラリクスの柱」(カラマツ) 北海道中標津
2022 「MOAN Ⅱ」(薪、鉄、ガラス)北海道中標津