高田 文 展
みちはつづいていく
8月5日(月)~8月10日(土)
11時30分〜19時
最終日 16時
レセプション | 8月5日(月)17時~
近年感染症に始まり、戦争、それらに付随して起きた情勢の変化、また異常気象よって「今まで」が揺らぐ事象がつづいています。
地面が揺らぎ、足元が不安定になったとき、したことといえば自分が今どこにいてどちらを向いているのかということの確認であったように思います。
2023~2024年は「心身の所在」をテーマに制作をつづけてきました。
遠くにあって、方向を示す。確かであってけれど未来を含む不確かなものを《指針》とするならば、過去に自身がしてきた行動や置いてきた思考は自分がどこにいたのか、なにを求めていたのかを教えてくれます。
丸い作品群はそれぞれ点からイメージをふくらませ、それまでの自身の過去の行動を指しています。《かのうせいのいんし》では線は点の延長であると考え、モールス信号をモチーフに、9つの立体を用いてタイトル《か・の・う・せ・い・の・い・ん・し》を円上に配置することで、豊かな場=可能性を含んだ場所を表しています。
《わかるようにしるしをつける》は点に凹みをつくることで「意識した」ことを表しています。
足元が揺らぎ、自身の心身の所在を確かめた時、ああこれから先に何度もこういうことは起きるのだと思いました。それまでを振り返ってみても大小種類も様々でありながら似た事象は過去に幾度と起きてきたからです。
未知は続いていきます。そして路もまた続いていく。印をつけた点とまだみえないつづきがあるかもしれない空間をあわせて、最後の作品には《みちはつづいていく》というタイトルをつけました。
これは展示全体のタイトルにもなっています。
高田 文
高田 文 Aya Takada
2008 女子美術大学短期大学部 テキスタイルコース 卒業
2010 女子美術大学 立体アート学科 卒業
2012 女子美術大学大学院 修士課程 立体芸術研究領域 修了
2024 芸術会館奨学金
個展
2018 みえないときのあとに(東京/いりや画廊)
2020 ときのしるし(東京/いりや画廊)
第二回国画会新進美術作家支援プロジェクト
日本美術家連盟美術家のための支援事業2020-2021
2024 みちはつづいていく(東京/いりや画廊)
2016年~ サロンぬくもり(愛知)/毎年秋に展示販売
グループ展
2019~げん展(愛知/豊橋市美術館・豊川市桜が丘ミュージアム)
(愛知/アートエイジギャラリー)
2010 paperworks女子美術大学+アメリカ4大学 国際交流展
(東京/stage悠/女子美術大学・立体アート学科紙繊維コース)
2011 Paperworksexhibition2011
(東京/stage悠/女子美術大学・立体アート学科紙繊維コース)
コンテンポラリーアート・イン・杉並(東京/スタジオSKホール)
杉並文化芸術活動助成基金 後援:杉並区/教育委員会
2012 Paperworksexhibition2012
(東京/stage悠/女子美術大学・立体アート学科紙繊維コース)
2013 いりや画廊 若手支援プロジェクト
はじまりの線(東京/いりや画廊)
2016 Paperworksexhibition2016(東京/stage悠)
2019 Paper&fiber(東京/stage悠)
2020 TEXTILE ART WORKS Vol.1 女子美短大テキスタイルデザイン
(東京/galleryグラフィカ)
2022 Paper&fiber2022東京/stage悠)
2023 Paper&fiber(東京/天王洲セントラルタワー1F・アートホール)
協力:中川特殊鋼株式会社 企画:女子美 美術大学立体アート研究室紙工房
【いま「平和のために」ひたすら『非戦』を願う美術家たちの作品展 2023】
(京都・ギャラリーヒルゲート)
作品展示
2023.2-2024.7
住宅情報館(愛知・豊橋店)2階に作品「つながり」展示