津田 大介 展「弓を引く」
1月8日(月)〜20日(土)
11時30分〜19時30分[日曜休廊]
土曜:17時30分|最終日:16時
これまでの人生を振り返り「働く事」が「生きる事」であると考える木彫家 津田大介氏は,激しい情動や我欲に迷走しながらも激情社会に生きるサラリーマンやキャバクラ嬢といった人のかたちを、劇画のような表現で制作しています。
制作するにあたり、鑿や彫刻刀によって彫上げて仕上げる時間軸と自身の生きる時間との乖離が大きくなったと気がついた津田氏。それがきっかけとなり、緻密に彫る手順を減らすことでかたちを見切り、単純化するようになりました。さらに木材を『割る』ことで現れる木の割目、癖そして曲がりの偶然性を、一方で全体像とは別に『削る』破片、また『切る』ことでかたちを決める事で、必然的に生まれる切り跡が組合わさった構成と造形であり、さらに色彩と模様等を加えることで、表情豊かでありながら力強さを備えた氏独特の表現です。
今展では太作「弓を引く」をはじめ、新作の数々を発表致します。皆様のお越しをこころよりお待ちしております。
いりや画廊 学芸員 園浦眞佐子
津田 大介 DAISUKE TSUDA
1980年
- 静岡県三島市生まれ 千葉県流山市出身
2006年
- 日本大学大学院芸術学研究科造形芸術 修了
[個展]
2011年
- Shout!(個展)/ギャラリーKingyo
2014年
- Face 個展/ギャラリーユニグラバス
2018年
- 個展『Visible』/いりや画廊
2020年
- 個展〔対=VS?〕/いりや画廊
2021年
- 津田大介個展/東京ガーデンテラス紀尾井町
[グループ展示等]
2011年
- 宮崎国際現代彫刻展・空港展 出展
- 19会展/さいたま市プラザノース
2012年
- 伊豆高原ミュージアム 感無料 常設グループ展 4月~12月
- 宮崎国際現代彫刻展・空港展 出展
- グループ展『呼応する空間』/ギャラリーKingyo
- A-to展/ギャラリーユニグラバス
- 木彫フォークアートおおや
2013年
- 宮崎国際現代彫刻展・空港展
- 掌展/ギャラリーユニグラバス
- ISA NY Art Search 2013/ New York
2014年
- 宮崎国際現代彫刻展・空港展
2015年
- ますとみやまART 2015/山梨県北杜市
- 雨引きの里と彫刻2015 りんりんロード/茨城県桜川市
2016年
- 掌展/ギャラリーユニグラバス
- 宮崎国際現代彫刻展・空港展
- ますとみやまART 2016/山梨県北杜市
2017年
- 我孫子国際野外美術展
2018年
- UNORTHDOX Ⅱ/アートギャラリー月桂樹
- ますとみやまART 2018/山梨県北杜市
2019年
- 雨引きの里と彫刻2019/茨城県桜川市
2021・2022年
- ART TAICHUNG / 台中・台湾
2022年
- 雨引きの里と彫刻2022/茨城県桜川市