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織田 千代

4月7日(月)~12日(土)​

11時30分〜19時00分 | 最終日:16時まで

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草木の繊維や綿、絹などの糸や羊毛など天然繊維を織の手法を用い造形制作を続けている。

 

野原で森で海で、身の回りの自然から得た感性で製作することは、精神を心地よい場所に落ち着かせ開放感を与えてくれる。

 

 幼い頃の野遊びがそのま続いているようなものかも知れない。

 

 一方、福島県の海辺に暮らす私にとって、2011年の東日本大震災と福島第一原発事故の影響について考えることは避け難いものになっている。

 

 あれから14年も経つが、豊富な海の幸山の幸に恵まれ温暖でのんびりした土地柄に親しんでいた暮らしは戻っていない。目に見えない放射能の影響は、意識、無意識関わらず私の人生の時間を作ってしまっている。

 

 特段にメッセージ性のある作品を作ることは得意ではないが、過ごした時間の変化は知らず知らずに作品に現れてしまっている。

 BORDER  、Fの花、ウミノカタチ、砂地の記憶、時のリボン、そして、アカルイホウヘ、タイトルを並べただけでも、その移り変わりがわかると思う。

 そしてそれらの作品をふりかえる時、その時々の人々の声や、手を動かし過ごした時間そのものが、今の私に何やら「柔らかい勇気」のようなものを手渡してくれていると感じる。

 空を見上げ、雲を眺める。形のないその瞬間を形にしたい、明るい方に向かってまた進んで行くための展覧会にしたいと思う

織田千代

織田 千代 CHIYO ODA

宮城県生まれ

岩手大学 教育学部 特設美術科 (環境デザイン)卒業

福島県いわき市在住

展示

・グループ展

2002   いわき市立美術館 new art Sean

2002 田人の森にあそぶ いわき市田人 (2009 ・2014 ・2018)

2004   茨城県天津記念五浦美術館 アールエポック展

2007   アートポート小名浜 いわき市 アクアマリンパーク 4号倉庫

2008   女性たちの作品展 ギャラリー昨明 いわき市 (女性作家による作品展2013)

2011    いわき市立美術館 いま、つくりたいもの、伝えたいこと

2011    夏がくれば思い出す展 いわき市ギャラリーブラウロート

2017 〜おくりもの展 アートスペースエリコーナ (いわき市)

2017   センダンの木 LOVE 展

2019   ひょうたんアート展 二本松市 ギャラリーMOMO

2021   いわきの作家達による風景画展 アートスペース エリコーナ(いわき市)

 

・モダンアート協会展

2000 〜 東京都美術館 

    福島支部展   2011・2017・2019

    金沢市21世紀美術館 2016

    京都市京セラ美術館 2011・2022

 

・個展

2002  いわき市立美術館 new art Sean

2004  東京都麻布十番 スペース湧

   いわき市 ギャラリーいわき 泉ケ丘(2012、

2005  いわき市 アートスペースエリコーナ

             (2009・2011・2014・2017・2019・2021・2023)

2007  茅ヶ崎市 MOKICHI FOODS GARDEN

2008  いわき市 あとりえ北山

   仙台市 ギャラリー杜間道

2014  東京都  GALLARY CAMELLIA (2016・2019

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