大金晶子
素と淤ぐ(ソニオエグ)
-春風に感じる命の軌跡-
3月31日(月)~4月5日(土)
11時30分〜19時(最終日16時)

作品は、蚕が命をつなぐために吐き出す絹糸から生まれ、生命の連鎖を表します。そして繭毛羽の廃棄素材を使用することは、作品に新たな命を吹き込み、素材が再生をテーマとしたものとしました。絹を紡ぎ、拡げるその作業は、平和を願う作業でもあります。
「素と淤ぐ(ソニオエグ)」は、インスタレーションに留まらず、命の尊さ、安寧への祈り、そして私たちの存在とその繋がりを再認識させる空間です。
指先を動かし続けた白絹の不織布は静かに風に揺れ、弾む文様と漂い浮遊する布として制作しました。絹を紡ぎ、拡げる作業は、自分の心の開放と平和を願う作業でもあります。
この作品が観覧された方とをつなぐ異空間として、それぞれの思いを心で感じていただけるコトを願っております。
大金晶子
大金晶子 AKIKO OHGANE
女子美術短期大学専攻科修了
個展
2015・2017・2019 ・2024 / Gallery Concept 21
2016・2018・2020・2023 ・2025 / いりや画廊
2020・2024/ ギャラリー蚕室
展覧会
2024/FEI ART MUSEUM YOKOGAMA
2021・2025/宝塚市立文化芸術センター
その他グループ展、講習会出品
2007 ~2025 : 春日大社 / 春日祭における 真綿「禄」の復元制作奉納
2010 : 東大寺/ 光明皇后1250年御遠忌法要における 真綿「禄」の復元制作奉納
2024 : 東大寺/ 良弁僧正1250年御遠忌法要における 真綿「禄」の復元制作奉納
現在、女子美術大学・短期大学部 非常勤講師
< 今後出品予定>
2025・4・8~13
ギャラリーヒルゲート/京都/グループ展
2026・1・5~
gallery concept21/表参道/個展